フランスパリで留学中にインフルエンザ。対処法として50€でSOS Médecinsを家に呼びました。

2016年12月06日      2016年12月06日
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フランス留学中(10月初旬)にインフルエンザにかかりました。結構辛かった。この期間にパリ政治学院で開催されたJean-François Copé氏の講演会、Nathalie Kosciusko-Morizet氏の講演会どちらもチケットを入手していたのに参加できなかったのが本当に残念。

結局インフルエンザの影響で1週間弱ほとんど外に出られなかったのですが、これから本格的なインフルエンザシーズンに突入するフランスでインフルエンザに罹ってしまった時の対処法の一つを僕の経験から伝えられればと考えています。今回のインフルエンザ発症から完治までの経過を記録することで、異国の地フランスで初めての冬を過ごすことになる他の留学生のためにもなるかもしれない。

そして今回の記事では日本にない(と思われる)フランスの便利なシステム、SOS Médecins(エスオーエス・メドゥサン)をインフルエンザへの対処法として初めて利用してみたので参考になればと。

インフルエンザと分かる前

インフルエンザの症状が現れたのは土曜日の昼ごろから。土曜日の昼過ぎにJolivet Muriel氏の講演会があったため、それに向かう途中の電車内で体が重たいな〜と既に感じていた。これがインフルエンザの初期症状だったみたい。

講演会が始まってからはだいぶ気持ち悪くて、5時の終わりとともにすぐさま家に帰って横になりました。この時は体温計を日本から持ってきていることを忘れていて、体温を測っていなかったのですが、関節痛やだるさから考えるとおそらく高熱が出ていたはず。

ちなみにインフルエンザの初期症状は急な高熱とそれに伴う関節痛・だるさ・吐き気だそうです。ドンピシャ。

インフルエンザ発症直後の症状

  • だるさ
  • 関節痛
  • 高熱

ただこの時は風邪だろうと勝手に判断して、少し夜ご飯を食べた後、日本から持ってきた栄養ドリンクと総合風邪薬を飲んで寝てしまいました。夜中の間、2、3度居心地が悪くて目が覚めたのですが、今思い返すと高熱が原因かも。

インフルエンザっぽい症状が出てきたので対処法をネットで検索

そして、日曜日。体調は変わらず悪く、あまり食欲もなかったのでマンゴーを少し食べてビタミン摂取。日中は風邪薬の効果もあってか家でパソコン作業ができていたのだけれど、夕方くらいからどうにも頭が痛くなってしまい布団で寝ることに。

そしてこのタイミングで体温計の存在を思い出し測ってみると、39度0分

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ああこれはインフルかもなと考えはじめ、どうやって対処しようかネットで検索する。

  • 「パリ インフルエンザ」
  • 「フランス 留学 インフルエンザ」

たしかこんな感じの検索キーワードで調べていたけど同じような境遇の人は見当たらなかった。

パリには病院が複数あるものの、電話での事前予約が必要だったり、社会保障が充実しているフランスでは診察代がほとんど無料のため、どの病院も患者で混み合っているとのことで、頭が痛いしタクシーを呼んで病院に行ってさらに待つのは嫌だなと思っていたところで、SOS Médecinsというサービスを発見した。

SOS Médecinsとは

このサービス、電話をかけるとお医者さんが自宅まで直接やってきて診察してくれるらしい。ネットで評判を調べてみると結構良さそうだし、僕の場合、日本の大学経由で加入必須の保険に入っていて診断書と領収証さえもらえればお金が全額返金されるタイプだったので、呼ぼうということになり、翌日を待つことに。この日は就寝。

ちなみにSOS Médecinsは24時間利用できます。ただ、時間によって診察代が変わるようで休日の夜中は高い料金を請求されるので、月曜日の朝を待った次第です。本当に症状が悪いならすぐに呼びましょう。

SOS Médecinsへの電話の掛け方

翌朝になり、8時を過ぎたタイミングで電話。月曜の朝イチということもあってオペレーターに繋がるまで15分ぐらい待った。手順としては電話をかけるとすぐに県番号を入力する。(パリの場合は75)そして、電話内容はフランス語でこんなことを聞かれます。

  • 電話番号
  • 住所
  • デジコード
  • 階数
  • 名前
  • 支払い方法

そういえば、ホームページでは「carte vitale(保険証)を持参してください」と書いてあったけれど必要なかった。

オペレーターさんに簡単な症状を伝えると、お医者さんを手配してくれたようで、近くのお医者さんが向かってくれるとのこと。電話の最後にBon courgae「頑張って」と言われました。頑張ります。

自宅で医師による診察・支払った金額

2時間後、お医者さんがやってきた。急病だったら死んでるかも。同じ13区に住んでいるお医者さんで、しっかりした男の人だった。症状を伝えると、この時期にしては早すぎるけどインフルエンザだねということで、処方箋を書いてもらった。お医者さんからもらったのは、

  • 処方箋(ordonnance médicale)
  • 診断書(certificat médical)
  • 領収証(reçu)

の3枚の紙。

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診察代はここで現金orクレジットカードで払います。僕の場合は50ユーロ。

SOS Médecins公式サイトに料金表がない(もしくはあるのかも知れないけど容易に見つからない)ので確実とは言えないけれど、このSOS MédecinsのLyon支部のサイトで平日8時〜20時が一番安い値段、休日または深夜の場合は最大80ユーロぐらいまで上がると説明されているので、おおよそこれぐらいの値段が相場みたい。もっと高いと思ってた。

処方箋を手に薬局へ向かう

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幸運なことに家の目の前に薬局があった。処方箋を持って行って薬を購入。インフルエンザなのでタミフルを含めて3種類の薬をもらいました。ここで店員さんにcarte vitale(保険証)を見せてくださいと言われたけれど、「留学生なので持っていないです」と答えたらオッケーって答えて無事支払いへ。薬代は33ユーロでした。これも保険で還付されるので領収書をしっかりとっておくとよし。

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正直、薬局に向かった時は熱もあって辛かったけれど、夕方になって早めのご飯を食べて薬を飲むと一気に症状が良くなってきた。おそらく解熱鎮痛剤のおかげで熱は37度まで下がり、おかげで気持ち悪さや関節痛もいつの間にか消えていた。薬すごい。

まとめ

一度だけ、たしか水曜日のこと。熱が落ち着いてきていて昼食後に解熱鎮痛剤を飲み損ねたことがあったけど、その日の午後はひどかった。熱が38度後半まで再上昇して、気持ち悪さが再来してきた。薬は飲み続けたほうがいい。気をつけよう。

お医者さんが診察の時に「インフルエンザは初期症状が出てから48時間以内にタミフルを飲むことが大事だ」と言っていた。確かに症状に早く気づけたらそれだけ被害は小さくなるのだけど留学中でなかなか気づきにくい&頼れる人がいない。そんな中で今回思ったのは次の3つ。

  • 体温計は持っておいたほうがいい
  • 電話番号を持っておいたほうがいい
  • 現地の言葉を喋れるに越したことはない

日本では大したことない体調不良も留学先だと大ごとになる可能性もあるので初期対応が重要。この一連の出来事のおかげで、急な発熱と関節痛はだいたいインフルということを学んだので、そんな場合はすぐにお医者さんを呼んじゃうのが得策だと思います。特に僕の大学の人は保険に強制加入しているはずなので、その権利を十分に行使しましょう。

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