フランス旅行はクレジットカードがほぼ必須な理由。パリ在住者がおすすめする3種類の海外保険付きカード

2016年12月13日      2016年12月14日
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フランスは日本と違い現金での支払いがメジャーな方法ではありません。スーパーやレストランに行くと分かるのですが、ほとんどの人がカードで支払いをしています。

正確に言うとフランス人が使っているカードはクレジットカードではなく、会計時に銀行口座から支払い額が引き落とされる仕組みのデビットカードで、Carte BleuやCarte Bancaire(略してCB)と呼ばれ、街中で若者もおじいちゃんおばあちゃんもみんな使っています。

そんなカード支払いが一般的なフランスでは地下鉄のチケットを買うのにも、カフェでコーヒーを飲むのにも基本的にカードで支払うので、現金を受け付けていないお店やレジが街中いたるところにあります。日本とは違って驚きですが、これがフランス流支払いの特徴なのです。

それでこの風習の違いから初めてフランスに来る旅行者は結構困ることが非常に多く、クレジットカードを持っていないとあれもこれもできなくなることがフランス旅行中は何度もあります。

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カード支払いしか対応していない券売機

実際現在パリの13区で暮らしている僕も滞在1ヶ月目は日本で両替してきた500ユーロ分の現金紙幣を使えるお店を探しながら、ちょっと不便だなと思いつつも現金支払いをしていたのですが、その現金を使い切って、日本から持って来たクレジットカード支払いに替えた途端、生活で不自由を感じることがグッと減ったので、先輩から聞いていた「フランスに行くならクレジットカードを作っておいた方がいい」は本当だったんだなと感じています。

もちろんこれは留学する人だけでなく観光でフランスを訪れる人もクレジットカードがないと困ることが多く、実際僕の友人でフランスを旅行で訪れた友人も最初は紙幣を使っていたけれど使える場所が少なく、小銭ばかりになってしまって大変なので(ユーロ硬貨は重い)、途中からクレジットカード支払いをするようになりました。

そこで今回はどのクレジットカードを作っておくとフランス旅行・滞在では便利なのか、実際に僕がフランスでも利用しているカードや、これを留学前に作っておけばよかったなと後悔しているカードと共に紹介して行きます。

このページで紹介するクレジットカードはただの支払い手段だけではなく海外保険も付帯しているので旅行中は本当に役立つ&心強いです。

定番の三井住友VISAカード

三井住友VISAカードはテレビCMでもよく目にする大手のクレジットカード。実際僕が現在フランスで利用しているのもこのカードです。最近はiPhone7で支払いができる機能Apple Payも搭載されたみたいでスマホでの支払いも可能になりました。

僕が持っているのはiPhone6なので、このApple Pay機能には対応していないのですが次回iPhoneを買い換える時にはこの機能を使えるみたい。ちなみにフランスのスーパーでもApple Payに対応している店舗が増えてきて、例えばモノプリという、日本で言うところのイトーヨーカドーのような大手スーパーでも利用できるようになっています。

三井住友VISAカードには3種類の選択肢がある

三井住友VISAカードは若者向け、一般向け、女性向けの3種類カードがあります。詳しい説明は公式サイトで確認してもらうとして、フランスに行く時に重要になる違いをざっと並べると次のような感じです。年会費と旅行傷害保険を特に注目してみてください。

デビュープラスカード クラシックカード アミティエカード
申し込める人 18〜25歳限定 18歳以上なら誰でも 18歳以上(女性向け)
年会費 1年目は無料、2年目以降も前年の利用が1回でもあれば無料 1年目は無料、2年目以降は「マイ・ペイすリボ」に登録すれば無料、学生なら2年目以降も無料 1年目は無料、2年目以降は「マイ・ペイすリボ」に登録すれば無料、学生なら2年目以降も無料
旅行傷害保険 対象外 最高2000万円 最高2500万円
申し込みから受け取りまで 最短3営業日 最短3営業日 最短3営業日

クレジットカードを1枚も持ったことのない人も最低限、年会費と旅行保障の部分をチェックしておきましょう。僕が持っているのは真ん中のクラシックカードで、最初は学生限定のデビュープラスカードにしようと考えていたのですが、詳細を見てみると旅行傷害保険の対象外になっていたので、クラシックカードを選びました。海外に行くならどんな形であれ海外保険は必ず付けておいたほうがいいです。

クラシックカードだと学生なら年会費が2年目以降も無料な上、一般の人と同じ特典を受けられるので学生で海外旅行に行くならクラシックカードがおすすめ。アミティエカードは女性限定というわけではないのでデザインを気にしないなら男性でも利用できます。

実際にフランスで使ってみた所感

パリ市内で留学をしていて、スーパーでの買い物もレストランでの飲食も基本的に支払いはすべてこのクラシックカードで行なっています。ネット上で支払い履歴がいつでも確認できるのが良いところで、現金で払っているとレシートだらけになってしまうのが防げているので、海外での支払い履歴を後から確認するのにも便利だなと思っています。

それにフランス語がわからない人でもPar carte s’il vous plaît.(パー・キャルト・スィルヴプレ)「カードでお願いします。」とカードを店員さんに見せれば、カードを挿入する機械を渡してくれて後は暗証番号4桁を入力するだけなので一番簡単な支払い方法と言えるでしょう。

ちなみに学生の間はクレジットカードの審査が通りやすい=カードを新規で作りやすいので、卒業する前に持っておくと後々便利です。

大きな額の支払いなら楽天カード

CMのインパクトが強い楽天カード。僕が留学前に準備したもう1枚のクレジットカードがこの楽天カードで、申し込みしたのは出国直前の時期でしたが、下のCMの内容通り出発に間に合いました。

カードの作りやすさ

楽天カードは学生(18歳以上)でも主婦でも問題なくカードを作れることを売りの一つにしていて、実際スマホで申し込んでから1週間くらいで手元にカードが届きます。僕の場合も8月上旬に申し込んで1週間かからずに届きました

ポイント還元率の高さ

ポイント還元率が高いので旅行のような大きな額を使う時には相性良し。100円につき1ポイントが付くので、例えば往復10万円の航空券を買えばそれだけで1000ポイント付与されるので、チケットを銀行振込や現金で支払うともったいないです。

海外旅行保険とカード盗難保険

2000万円までの海外旅行保険とカード盗難保険があらかじめ付帯しているのが楽天カードの魅力。特にフランスはスリや盗難が多いことで知られている国なので、カードを不正利用されても損害額を保証してくれる楽天カードは安心して持ち歩けます。

楽天カード

フランスで使ってみての感想・2枚カードを持っている理由

ここフランスでは家賃支払い用に楽天カードを利用しています。支払い金額に応じてポイントが付くので大きな金額を支払う時にはかなりお得になります。

それとなぜ2枚クレジットカードを持っているのかというと、それは保険のためです。カードを盗まれたり紛失してしまった時に1枚だけだと、カードの再発行までの間大変な思いをします

なので僕は1枚を財布に入れて、もう1枚は貴重品入れで保管しています。フランスに来る人は最低でも2枚持ち、実際に留学中の僕からするともう1枚持っていた方がよかったなと後悔しています。その後悔しているカードが次のカード。

セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード

これを作っておくべきだったと現在フランスで後悔中のセゾンブルー。セゾンカードにはぼくがおすすめするブルーの他にも、ゴールド、プラチナと上位版のカードがあるのですが、この2つは2年目以降の年会費が10000円、20000円と結構高いです。

それと比べてセゾンブルーは1年目は無料。2年目以降は3000円と年会費が低いのにもかかわらず、特典が魅力的で特に海外へ出かける人にはピッタリのプランなので、出国前にもっと調べてこのカードを選んでおけばよかったなと後悔しているのです。

海外での利用はポイントが2倍

海外での利用だと永久不滅ポイントが2倍になるのがこのセゾンブルーカードの魅力の一つ。普通なら1000円につき1ポイントたまるところが、1000円あたり2ポイントたまるようになり、ポイント交換では1ポイントあたり約5円の価値があるので、10万円の支払いをしたら200ポイント=1000円分のポイントが手に入ります

手荷物無料宅配

このサービスは海外旅行に行くなら絶対に利用したい無料サービス。海外旅行から帰ってきて25kgまでの荷物なら空港内のカウンターに持って行くだけで自宅まで無料宅配してくれるんです。せっかくの旅行の後、日本に着いてから電車やバスで思い荷物を転がしながら帰るのは嫌だという人はぜひ。

僕が利用している三井住友VISAカードと楽天カードには付いていないサービスなのでこれは持っておくべきでした。

最高3000万円の海外旅行保険

さすが2年目以降年会費がかかるだけあってクレジットカードに付帯している海外旅行保険の上限額も他の2つに比べて高く設定されています。気をつけてほしいのが、ここで紹介しているセゾンブルーではなく、間違えてセゾンパールを申し込んでしまうとこの保険は付帯しません

海外用wifiが安く借りられる

セゾンブルーの所有者に対してフランスでも使えるwifiルーターが割引価格で利用できます。1日あたり840円で借りられるので、他のwifiルーター貸し出しサービスを行なっているグローバルwifiよりも低い金額で借りられます。

ちなみに楽天カードがCMで印鑑・免許証不要と大々的に打ち出していますが、これは楽天カードに限った話ではなく、このセゾンブルーカードでも不要だそうです。

3つのクレジットカードを比較

ここまで見てきた3つのカード。海外旅行で重要視するべきポイントに絞って3つのカードを比べてみます。

三井住友VISAカード 楽天カード セゾンブルー
年会費 1年目は無料、2年目以降は「マイ・ペイすリボ」に登録すれば無料、学生なら2年目以降も無料 1年目も2年目以降も無料 1年目は無料、2年目以降は3000円
旅行傷害保険 最高2500万円 最高2000万円 最高3000万円
特徴 海外旅行の定番、利用者数が多い ポイント還元率が高い 帰国時に25kgまで荷物を無料宅配

3つのカードを比べて、盗難・紛失リスクを考えて最低2枚はクレジットカードを準備しておくとして、

  • 三井住友VISAカード+楽天カード
  • セゾンブルーカード+楽天カード

が最適な組み合わせと言えるでしょう。1つ目の組み合わせは僕が実際に今フランス留学中にしているパターンで、小さめの買い物の際は三井住友、家賃など大きめの額を支払う時はポイント還元率の高い楽天カードという感じで使い分けています。短期留学や旅行の場合は2つ目の組み合わせがポイント面と帰国時のサポート面でおすすめ。

受け取りまでにかかる期間

このページで紹介した3つのクレジットカードをスマホかパソコンから申し込んだ後、どれぐらいの期間で実際にカードを手に入れられるのか、それぞれの期間を比較してみます。

カード名 期間
三井住友VISAカード 最短3営業日
楽天カード 最短3営業日、平均1週間
セゾンブルーカード 最短即日(店頭受け取り、郵送)

どのカードもインターネットで申し込んでから数日以内に手に入れることができます。僕のケースだと渡航する8月中旬が近づいてきた7月終わりに三井住友、8月初めに追加で楽天カードを申し込みして、三井住友は確か4日、楽天は1週間かからずに届きました

もし渡航直前でこのページを見ている人は、セゾンブルーカードなら間に合います。このカードは最短即日発行・受け取りが可能なカードなので本当にギリギリでもなんとかなります。

日本で作ったクレジットカードはフランスでも使える?

初めて海外旅行でクレジットカードを使う人が気になる、海外でのクレジットカードの利用制限ですが、日本で作ったクレジットカードも問題なく海外で利用できます。クレジットカード作成時に決済方法としてVISAもしくはMasterCardを選択しておけば大丈夫です。

僕が持っているクレジットカードはVISAで決済しています。外貨取扱手数料として1-2パーセントが支払い代金に加算されますが、この次の項目で書いているように現金で支払うよりも結果的にお得で、例えば10万円を現金とクレジットカードそれぞれで払うとなると、現金払いが2000円以上損する結果になります。

現金支払いは損をしている

フランスで現金紙幣(ユーロ)で支払いをすると、そのユーロを手に入れるために日本の外貨両替所で日本円からユーロへと両替しなければいけません。だいたいこの時には換金手数料が数パーセント上乗せされているので、大きな金額であればあるほど損することになります。

また、多くの換金所では手数料無料のように見えて、実際はレート上乗せしているので例えばこの記事を執筆している2016年12月8日時点の実際のレートと大手外貨両替のTravelexのレートで比較すると、

  • 実際の価格:1ユーロ = 122.2円
  • 外貨両替の価格:1ユーロ = 126.2円

のような感じで数パーセント高い値段でやり取りされています。例えば10万円をこのレートで換金したとすると、

  • 実際のレート:818.3ユーロ
  • 外貨両替のレート:792.3ユーロ

のように10万円あたり26ユーロ=3177円の差になります。26ユーロあれば街中で1回豪華な食事ができる額なので結構もったいないです。さらに換金所に向かう時間や、列に並ぶ時間や手間を考えると外貨両替はおすすめできません。

その上、ポイントがつかないのも痛いです。上で紹介した3つのカードの中で例えば楽天カードなら支払い100円あたり1ポイントが付くので、10万円なら1000ポイント分お得。

上で計算した差額3177円と合わせると合計4177円とかなり大きな金額になるので、クレジットカードの外貨取扱手数料2パーセントと比べても2000円以上現金支払いとカード支払いで差額が広がります

まとめ

以上がフランスに旅行するときに持っておくのをおすすめする3種類のクレジットカードでした。最後にまとめると次の6つのポイントをおさえておきましょう。

  1. フランスはカード払いが基本
  2. 現金紙幣だけだと困ることが多い
  3. クレジットカードは保険付帯を選ぶべき
  4. 盗難リスクに備えて最低2枚は用意
  5. 発行は最短当日で受け取れる
  6. 現金払いは損をしている

カードの組み合わせとしては、

  • 三井住友VISAカード+楽天カード
  • セゾンブルーカード+楽天カード

が相性が良く、セゾンブルーカードなら渡航直前ギリギリでも作れるので心強いです。

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