ハンガリーの首都ブダペストに滞在した時、現地通貨のHUF(ハンガリーフォリント)を持って行かずに、日本で作ったクレジットカードだけを持って行ったのですが支払いで困ることは全然ありませんでした。
むしろ現地通貨に両替してからハンガリーに向かうとなると、日本の両替所の手数料もかかるし、旅行後に残ってしまった小銭を処理するのも困るしと、現地通貨を持たない旅行の仕方も結構アリかなと今回のハンガリー滞在で考えるようになったので、これからハンガリーを旅行する人に向けてどのクレジットカードが使えるのか、さらに海外旅行する時におすすめのカードもいくつか紹介していきます。
カードの中には海外利用でポイントが倍になったり、無料の旅行保険が付くもの、必要な分だけ現地ATMで現地通貨を引き出せるものがあるので、選んだカードによってはかなり快適に旅行できるようになります。
このページの内容
そもそもハンガリーで日本のカードは使えるのか
日本で作ったカードが通貨の違うハンガリーで果たして使えるのか。そう不安に思う人もいるかもしれませんが、クレジットカードを作る時に選ぶ支払い方法としてVISAを選んでいればハンガリーでも問題なく利用することができます。
クレジットカードが利用できる場所を見分ける方法
クレジットカードが使える場所にはVISAマークが付いています。例えばレストランならお店の入り口のドアに、スーパーならレジの脇に、メトロの乗車券売り場なら機械の上にといった感じです。
日本ではクレジットカードの支払い方法としてVISA、MasterCard、JCBの3つが大きな決済方法でほとんどのお店でこの決済方法が可能ですが、ハンガリーの場合は上の画像を見るとわかるように、
- Cirrus
- Maestro
- MasterCard
- American Express
- VISA
- JCB
あたりの決済方法を利用できます。日本で作ったカードでも決済方法がVISAやMasterCard、JCBであればほぼ100%クレジットカード払いができるので、この3つのどれかを決済方法として選んでおくのが良いですね。
中でもVISAは世界的なブランドということもあり、ほぼ全ての場所で利用できるので僕個人としては決済方法はVISAをおすすめします。
地下鉄・バスの券売機
詳しくは次の記事で書いていますが、空港から市内へ向かうバスに乗る時に必要となる乗車券を買う時にもクレジットカードは役立ちます。
券売機の中には紙幣が使えず、カード払いか小銭払いしか対応していない機械があるので、到着したばかりで小銭を持っていない場合でもカードがあればスマートに乗車券の購入ができます。
スーパー
ハンガリーの首都ブダペスト市内に多くある人気のスーパーTESCO(テスコ)はハンガリーの物価の安さを感じられる楽しいスーパーです。
ここでの買い物の支払いでも問題なくクレジットカード払いができるので、店員さんから言われた支払額が聞き取れなくて戸惑うこともなく済みます。
レストラン
中心部にあるレストランはほとんどがカード払いに対応しているのですが、少し離れた個人経営のお店だと中にはカード払いを対応していないお店もあります。
実際、次の記事で僕が訪れた小町という名前の日本料理店はカード払いができず、現地通貨での支払いしかできなかったので、あらかじめお店の入り口にVISAのマークが付いているか確認する必要があります。
ただ、現地通貨でしか支払いができないレストランの数は限られていて、大概の店舗では利用できるのでほとんど問題はありません。実際今回の滞在中もカードが使えない場面に出会ったのはこのお店だけだったので、そこまで心配する必要はないでしょう。
ちなみにこの時は現地通貨を手に入れるために現地通貨引き出し機能が付いているエポスカードでお店のすぐ近くにあったATMからハンガリーフォリントを引き出しました。
クレジットカードの中でもエポスカードは現地のATMで現地のお金を引き出すことができるので、現地通貨が必要な時だけ引き出せるかなり便利なカードです。
ハンガリーでカードを使う時の手数料は?
クレジットカード払いを海外でする時にはカード会社に手数料を払う必要があります。この手数料というのがカード会社によって若干上下するのですが、基本的に1-2%かかります。ちなみに上で紹介したエポスカードだと1.63%かかります。
ハンガリー市内のレストランで二人分の食事をしたとすると、物価が安いので夜ご飯なら二人合計5000HUF=2000円かかったとすると、1.63%がプラスされて2032円かかることに。
この手数料が安いのか高いのか、現地通貨で支払う場合と比較してみましょう。
現金払いとどちらがお得か
現地通貨で支払うなら手数料はかからないと思うかもしれませんが、日本円を現地通貨に両替する時には外貨両替所で3-6%の手数料が取られています。「手数料無料」と宣伝している両替所も中にはありますが、そういう場所だと実際のレートより高いレートで交換することになってしまうので現金払いはクレジットカードの1.63%より高い手数料がかかるのです。
- 現金払い:3-6%の手数料が両替時にかかる
- カード払い:1-2%の手数料が支払い時にかかる
さらにハンガリーの通貨、HUFはドルやユーロのような通貨と違い流通量が少ない通貨なので両替所が扱うコストもかさむため、レートが高く設定されることが多いです。
こんなところからハンガリー旅行をする時はクレジットカード払いの方が現金払いよりもお得と僕は考えていて、何も考えずに両替所で交換してしまうと損することが多くなってしまうのです。
そしてクレジットカードには現金以上のメリットがあって、これも忘れてはいけません。
カードのメリット
クレジットカード会社にもよりますが、ポイント還元や海外旅行保険、盗難補償などカードには海外旅行で利用するとお得な特典が最初から付いているものがあります。
ポイント還元
まず何といってもカード払いにはポイント還元があります。これは現金払いでは受けられないメリットですね。楽天カードやセゾンブルーカードならポイントの還元率が1%で、どこで買い物をしてもその金額の1%がポイントとなって戻ってくるので、海外旅行のような大きな金額を支払う時には使わないと損するサービスです。
海外旅行保険
さらにいくつかのクレジットカードには申請した段階から無料の海外旅行保険が付いていることがあります。個人で別に海外旅行保険に入ろうとすると一回の旅行で一人あたり5000円近くかかってしまいますが、クレジットカードにはあらかじめ旅行保険が付いているので、慣れない土地でも安心して旅行をすることができます。
盗難補償
そして盗難補償が付いているのもクレジットカードの魅力です。海外を歩く時には大金を持ち歩かないようにと言われていますが、カードなら現金を持ち運ぶ必要がないし、もし盗まれた場合でもカード会社に連絡すれば盗難補償がすぐに受けられるのが強みです。
おすすめしたいカード
このように単純に手数料の面でもお得なクレジットカード払いですが、上で紹介した特典がいろいろと付いているのでハンガリーを旅行する時はぜひとも持っておくのをおすすめします。
カードは色々ありますが、ここでおすすめしたいのが僕も実際に使っている次のカードです。
- 三井住友VISAカード
- 楽天カード
- エポスカード
三井住友VISAカード
三井住友VISAカードは上で紹介したクレジットカードの特典である、ポイント還元、海外旅行保険が最初から付帯しているカードです。下のページの中で紹介されているカードの中から、クラシックカードを選べば海外旅行保険も付いてくるのでおすすめします。
学生なら年会費(通常は1250円)が無料なのでこのカードが一番お得です。
※申し込み時に「運転免許証が必要」と画面に表示されますが、持っていない人でも1)パスポート、2)健康保険証、3)住民票の写しのどれかがあれば申し込みできます。
楽天カード
楽天カードはポイント還元率が1%と高いので、もしハンガリーで大きな金額の物を購入する場合に持っておきたいカードです。ただハンガリー自体、物価の低い国なのでポイント還元率が高いのがあまりメリットにならないかもしれません。
それよりかは現地通貨を必要な時に現地のATMで引き出せる次のカード、エポスカードを持っている方が便利と言えるでしょう。
エポスカード
現地通貨が必要な時に必要な分だけ引き出せる便利なエポスカードはもちろんポイント付きで、海外旅行保険も付いていながら、年会費が永年無料なのでぜひ作っておきたいカードです。
申し込みをしてからマルイの店舗に向かえば当日でもカードが発行できる点も旅行直前の人には助かりますね。
まとめ
以上ハンガリーでのクレジットカード事情を見てきましたが、このページで大事なことを最後にまとめたのでおさらいとして確認してみましょう。
- ハンガリーでも日本のクレジットカードは使える
- クレジットカードを作る時は決済方法でVISAを選ぶべし
- 手数料は1%台なので両替が必要な現地通貨払いよりもお得
- 特典が多いクレジットカードを選ぶべし
このページで紹介した3枚のクレジットカードの中で1番のおすすめはエポスカード。特典が3枚の中でも一番多い上に使いやすいのが特徴です。学生なら三井住友VISAカード、大きな買い物をする予定の人なら楽天カードといった感じですね。
次の記事で海外旅行で気になるクレジットカード事情について詳しく書いてあるので時間がある人はこちらの記事もどうぞ。
現金払いだと損!海外旅行におすすめのクレジットカード4枚。旅行直前でも間に合う
