海外旅行するなら現金とクレジットカードのどちらがお得なのか検証。海外の支払い方法をお伝えします。

2017年01月09日      2017年01月23日
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海外旅行を考える時に大事な滞在先での支払い手段。日本円を両替して現地通貨(現金)で支払うか、カード払いをするかは結構な金額を払うことになる海外旅行だと差がつくので何も考えずに現金払いしていると結果的に何千円も損してしまった…なんてことにもなりかねません。

このページではそんな海外旅行中の支払いには、

  • 現金払い
  • クレジットカード払い

のどちらがお得なのか、現在フランスで暮らしながらヨーロッパの国へ旅行に出かけることが多い僕がこれまでの経験を踏まえながら解説していきます。

前提知識:海外での支払い方法について

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現金払いとカード払いのメリットとデメリットを比べる前に、海外での支払いに関する大事な基礎知識を2つ紹介します。年間数回海外旅行をしているような人の場合は読み飛ばしてしまっても大丈夫です。

  1. 海外で日本のクレジットカードは使えるのか
  2. 海外での支払い手段、一般的なのは現金orカード払い?

海外で日本のクレジットカードは使えるのか

海外旅行でクレジットカードを利用したことのない人の中には「日本で作ったカードが海外での支払いに利用できるのか?」と考える人がいるのではないでしょうか。

この質問への答えは「日本のクレジットカードでも問題なく使える」です。

クレジットカードには、楽天カードや三井住友VISAカード、セゾンカードのように発行会社がありますが、海外で利用できるかどうかを分けるのはこのカード発行会社ではなく、カード作成時に選択するVISA、Master Card、JCBのような決済ブランドです。

海外でカードが利用できるかはその支払い時にお店がVISAやMaster Card、JCBを決済手段として受け入れているかが重要で、下の二宮くんが出ているCMにもあるようにVISAやMaster Card、JCBは日本でも海外でもほとんど100%の場所で利用可能です。

クレジットカードについてまだあまり知識がない人も下の3点だけは覚えておくと役立つはずです。

  • 日本で作ったカードはどれでも海外で使える
  • カード作成時にVISA、Master Card、JCBのような世界的に有名な決済ブランドを選択する必要がある
  • レストラン、カフェ、切符、美術館などどこでも利用できる

海外での支払い手段、一般的なのは現金orカード払い?

次に解説する海外での支払い事情は、日本で育った人からすると意外かもしれません。日本ではカフェ、レストラン、洋服、乗車券、美術館の支払いは現金払いの人がほとんどではないでしょうか。

実際、現金払いをする人が多く、支払い=現金払いが一般的になっている日本では、カード払いを導入していないお店も結構あります。

ただ、海外はこの支払い手段が日本と違うのを覚えておきましょう。一般的にヨーロッパを中心とする欧米圏ではカード払いが一般的で、現金払いをする人の数は多くありません。

  • 日本:現金払いが一般的
  • 欧米:カード払いが一般的

現金払いする人が少ないので機械もカード払い専門に

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フランスの券売機。カード払いしか対応していない。

カード払いをする人が大多数で、現金払いの人があまりにも少ないためヨーロッパでは現金が使えず、カードでないと支払いができない場所が多くあります

このことはガイドブックにあまり載っていないので注意してほしいのですが、日本でお金を現地紙幣に替えて持っていっても、現金紙幣を受け付けてもらえないところばかり…なんてことも行き先によってはあり得るのです。

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オーストリアの券売機。カード払いか硬貨でないと支払いができない。

僕が暮らしているパリでも、スーパーの会計から、レストランでの支払いまでカード払いをする人がほとんどで、現金払いをしているのは一部のお年寄りか経済的事情でカードが作れない人、もしくは観光客ぐらいです¹。

※¹:カードを取得できる年齢である18歳以下の子供が支払う時はどうするのかと考える人がいるかもしれませんが、基本的にフランスでは子供に対する親の管理が日本よりも厳格で、子供だけで買い物に出ないため、子供はそもそもスーパーに一人で来ることはありません。

ここまで書いてきたことをまとめると、次のようになります。

  • 海外はカード払いが一般的
  • 現金紙幣を受け付けていない場所も多い

海外では現金払いよりもカード払いの方が一般的だと分かったところで、ここからは実際に現金払いとカード払いのどちらがお得かを手数料や特典に触れながら解説していきます。

現地通貨に両替した現金払いの特徴とメリット・デメリット

まずは日本円を両替所で現地通貨に交換して、現地で現金払いをすることの特徴とメリット・デメリットについて話していきます。

  • 日本円→現地通貨へ両替時に手数料がかかる
  • 観光地であれば現金払いできるところは多い
  • 旅行終わりに現地通貨が残った時の処分

日本円→現地通貨へ両替時に手数料がかかる

現地通貨を手に入れるにはあらかじめ両替所で日本円を現地通貨に替えておく必要があります。

両替所は両替時の実際の金額に手数料を乗せています。この手数料は銀行で両替するか、両替所で両替するか、はたまた現地の空港で両替するかによって変化するのですが、一般的に次のような手数料がかかります。

  • 米ドル、ユーロ:3〜6%の手数料
  • それ以外の通貨:5〜15%の手数料

例えば僕が最近旅行をしたチェコ共和国の通貨チェココルナの現在の価格は1チェココルナ4.56円ですが、大手両替所トラベレックスだと1チェココルナ5.27円かかります。この差額が両替所の取り分なのですが、手数料を計算すると15.5%です。

  • 実際の相場:1チェココルナ4.56円
  • 両替所の相場:1チェココルナ5.27円

手数料が15.5%取られるということは、1万円あたり1550円手数料で消えていってしまうので、例えば現地に5万円分現金を両替して持って行くとしたら7750円も損することになってしまいます。これだけのお金があれば豪華なディナーもいけちゃいますね。

この例からも分かるように、両替所で現地通貨に両替していくのはかなりの手数料を取られてしまうのです。

  • 両替所で現地通貨に交換する時には手数料が高くつく

観光地であれば現金払いできるところは多い

そして現金払いの特徴2点目は観光地では支払いで利用できる場所が多い点です。日本では支払いに現金が使えるのは当たり前かもしれませんが、海外では事情が違います。

  • 観光地は現金払いできるところが多い

ただ、地下鉄や電車、トラムの切符を買うときは注意が必要です。というのも僕がハンガリー、オーストリア、チェコ共和国、ドイツを旅行していた時に各都市で切符を買った時、紙幣が使えない券売機と結構な頻度で遭遇したからです。

僕は普段からカード払いなので、問題なくチケットを買うことができましたが、現地紙幣しか持っていなかったら紙幣で買える場所をわざわざ探し回らなくてはいけません。

  • 券売機は現金不可の場所が意外と多い

旅行終わりに現地通貨が残った時の処分

現金払いの特徴3点目は旅行終わりにお金が残った場合の処分方法です。高校生の時までは僕も海外旅行で現金を使っていたので、旅行帰りのタイミングでお土産ショップに寄って友達への現地お土産を買い込んだりして、現地通貨が残らないように工夫していたのですが、けっこう大きな金額が残ってしまった場合は困りますよね。

日本に戻って両替所で日本円に替えるとなると、またかなりの手数料がかかるし、次に旅行するまで取っておくというのも紛失するリスクがあるのであんまりです。

  • 余った現地通貨を日本円に戻すのにもかなりの手数料がかかる

こんな風に現地通貨を余らせてしまう経験²がこれまで僕はあったので、18歳になってクレジットカードを申し込める年齢になってからは旅行時にはカードを支払い手段として利用するようになりました。

※²:ニュージーランドに行った時に結構な額のニュージーランドドルを使わずに帰ってきてしまい、マイナー通貨のニュージーランドドルは両替手数料が高いので交換せずに今も家で眠っています。

海外旅行の現地でクレジットカード払いをするメリット・デメリット

現金払いの特徴を見てきたところで、次はクレジットカード払いを見ていきます。

  • 利用できる場所はほぼ100%
  • 現地通貨を引き出せる機能付きカード
  • 特典豊富:ポイント付き、無料海外旅行保険、荷物配送サービス
  • 紛失リスクがあるので2枚持ち
  • 手数料は1〜2%

利用できる場所はほぼ100%

このページの最初の方に見てきたことの振り返りになりますが、海外ではカード払いが一般的なため、カフェでコーヒー一杯飲むのにも、地下鉄の乗車券1枚買うのにもカード払いが可能です。

チップが必要な国ではチップもカードで払うことができるほど、カード払いができない場所を見つける方が難しいレベルですが、例えば路上で焼き栗を販売している屋台では現金じゃないと支払いができない場面もあります。

  • 屋台ではカードが使えないケースも

現地通貨を引き出せる機能付きカード

そんな現地で急に現地通貨の現金が必要になった時に、必要な分だけ現地ATMで現地通貨を引き出せる機能が付いているクレジットカードがあるので(実際僕もそのカードを利用している³のですが)、現金を持って行かずともカードだけでなんとかなってしまうのがクレジットカードの強みです。

※³:現地通貨を引き出せる三井住友VISAカードを僕は持ち歩いています。学生だと年会費無料。誰でも永年年会費無料で現地通貨引き出しができる機能付きカードならエポスカードがおすすめ。

  • 現地通貨を現地ATMで引き出せる機能のついたクレジットカードがある

その時にかかる手数料は年利18%(月利ではなく年利です)なので、通常通り1ヶ月ごとの自動引き落としになっていれば、1ヶ月後の支払いなので、

  • 18÷12=1.5%

の金利になります。

特典豊富:ポイント付き、無料海外旅行保険、荷物配送サービス

現金払いだと特典は付きませんが、クレジットカードは違います。買い物でのポイント還元率が1.2%とかなり高いリクルートカードや、事故や紛失の際に保証が無料で付いてくる三井住友VISAカード、日本の空港に帰った時に25kgまでの荷物を家に配送してくれるセゾンカードなど、クレジットカード会社ごとに無料の特典が付いています。

  • クレジットカードは特典が魅力

なかでもセゾンカードは帰りに25kgまでの荷物を空港で預かって自宅配送してくれるのでかなり便利です。無料の海外旅行保険は基本的にどのカード会社でも付いているのでありがたいですね。

紛失リスクがあるので2枚持ち

ただ、クレジットカードを海外で利用するときは現金同様、紛失・盗難に注意を払う必要があります。僕も実際、パリの年越しイベント後、カードが入った財布をスリ犯に盗まれたのですが、その後すぐにカード会社へ連絡したおかげで不正利用される前にカードを再発行することができました。

日本とは違って海外は観光客を狙ったスリやひったくりも場所によっては多いので、万が一カードが盗まれても大丈夫なように、最低でも2枚海外へ行くときはカードを別々に持っておいたほうが良いです。

  • 盗難・紛失に備えてカードは2枚以上用意する
  • カードは持ち歩く用と予備用で別々に持っておく

手数料は1〜2%

クレジットカード払いをする時に気になる手数料がカード会社によって若干の違いはあるものの、一般的に1〜2%となっています。僕が利用している三井住友VISAカードは1.63%です。

  • カード払いの手数料は現金払いよりも低い

現金払いとカード払いの比較まとめ

このページの最初の方に見てきたように、日本円を現地通貨に両替する時には、

  • 米ドル、ユーロ:3〜6%の手数料
  • それ以外の通貨:5〜15%の手数料

の手数料がかかります。それに対してクレジットカード払いだと、通貨に関わらず定率で1〜2%なので結果的に現金払いをするよりもカード払いの方がお得なことが分かります。

  • 現金払いよりもカード払いの方がお得
  • 現金払いは損をしている

その上、カードの場合は保険やポイントのような特典が付いてくるのでそのことも考慮すると、さらにお得になりますね。

学生の僕が利用しているのは学生年会費無料三井住友VISAカードなので、学生の人であればこのカードがおすすめですが、そうでない人ならセゾンブルーカードや年会費永年無料でポイント還元率の高いエポスカード、リクルートカードあたりがおすすめです。

いずれにしても、紛失に備えて2枚は持っておいたほうがいいのは変わりません。セゾンブルーカードやエポスカードあればスマホ・ネットで申し込みして当日受け取りができるので直前の人でも安心です。

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