国際色豊かな大使館と外国人の街、港区南麻布を歩く

2015年12月03日      2016年10月19日
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港区南麻布周辺は国際色豊かな街で知られている。フランス大使館、ドイツ大使館、フィンランド大使館などがあったり、ナショナル麻布という外国人向けのスーパーマーケットがあったりして坂めぐりをするのが面白いエリアです。

[map addr=”東京都港区南麻布”]

外国人向けスーパー、ナショナル麻布の存在

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南部坂下にある外国人向けのスーパー、ナショナル麻布はとてもユニークで、例えば商品の値段掲示や説明が日本語と英語による2言語表記になっていたり、実際に売られている商品も海外からの輸入品が多いです。ナショナル麻布を訪れるお客さんも外国人の割合が高く、ちょっとした外国気分を味わえる面白いスーパーです。僕は合計で10回以上このナショナル麻布に行っていますが、いずれの場合も日本人のお客さんよりも欧米系の白人のお客さんのほうが多かった印象です。どうしてこのナショナル麻布に外国人のお客さんが多いかというと、南麻布や広尾周辺には大使館があってそこに勤務している人が住んでいたり、比較的裕福な外資系企業に勤める人が住居を構える場所がこの南麻布周辺だからではないかと思われます。日本で生活している外国人の間でも南麻布というアドレスは一種のステータスなのかもしれません。

南麻布4丁目の坂上に広がる別世界

南麻布の中でも群を抜いて高級な住宅街は南麻布4丁目です。フランス大使館の横にある青木坂をのぼると、周りとは全く異なる閑静な住宅街が広がっています。住宅街の中心をなすのは高所得者層向けの低層~中層マンションで、どのマンションも門構えがオシャレで厳重な警備がされていて、まさに別世界という印象を受けます。

興味本位で地図に表示された南麻布4丁目のマンションの金額を調べてみたら賃貸で1カ月当たり100万円を超える部屋ばかりで、購入となると5億円前後の部屋しかなかったので、中央区を中心とした湾岸エリアで建設が進む超高層マンションの上層階よりもはるかに金額が高いですね。最近湾岸エリアの再開発で超高層マンションがどんどん建設されていますが、本当の富裕層は自分の地位・お金を象徴するような巨大なマンションの上階に住むのではなくて、都心にありながらも坂を隔てて外部のものをシャットアウトしている安全な南麻布の坂上の住宅街に住むのかなと思いました。

坂上の街は外国人の街

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この南麻布4丁目の坂上に広がる高級住宅街を夕方の時間帯に歩いていると、外国人親子の姿がとてもよく目に入りました。この一帯を歩いているときに出会った人を思い出してみるとそういえばほとんどが外国人だったなと思って、もはやここは日本の住宅街ではないです。おそらくこのあたりで生活している人が先述した南部坂下のスーパー、ナショナル麻布に買い物をしに行くのかなと情景が浮かびます。そういえば思い出したのですが、横浜の山手にある外国人洋館の一帯もかつて外国人居住地でしたね。横浜開港の時代から地位が高い外国人が坂上に住む傾向は日本で存在していたようです。

南麻布を特徴づけるのは大使館の多さ

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南麻布はどうしてここまで大使館が密集しているのでしょうか。名前を挙げてみると確認できたものだけで、フランス大使館、ドイツ大使館、フィンランド大使館、パキスタン・イスラム共和国大使館、スイス大使館、ノルウェー王国大使館、韓国大使館、イラン・イスラム大使館、中華人民共和国大使館別館などなどものすごい数の大使館が集まっています。南麻布の国際色を豊かにしているのはこの大使館の多さだと言えます。もともと南麻布の多くのエリアを占める台地は武家屋敷で、明治以降その土地の安全性(台地は地盤が固いので地震の影響が少ない、坂上なので敵から攻め込まれにくい)を活かして各国の大使館と当時の政府がこぞってこの地を選んだのでしょう。

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