観光客で溢れるセーヌ川沿いの古本屋ブキニストより、地元民で賑わうパリの激安古本屋ブリニエに行こう

2017年01月19日      2017年01月19日
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セーヌ川沿いにはブキニストと呼ばれる古本屋さんが立ち並んでいて、世界遺産にも登録されているひとつの観光名所となっています。日本で売られているガイドブックにもよく登場するので聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

今日はこの観光ガイドでもおなじみのブキニストの実際のところについて話した後、観光客向けではなく地元民向けの古本屋さんであるブリニエについて紹介します。

セーヌ川沿いのブキニストはおすすめしない

「セーヌ川沿いの古本屋さん」という文字の魅力は強いですが、現在、彼らの多くはただの行商です。彼らが売っているものは古本だったり、昔の雑誌、ポスター、お土産などほぼ観光客に狙いを定めた商売をしています。

もともとは純粋に古本を売買することで生計を立てていた商売人たちも、パリの観光地化に伴ってキーホルダーやポスターのような観光客向けのお店に転換せざるを得なかったのでしょう。

昔ながらの風情があるかと聞かれればNOとは言えないですが、観光客向けに作られたような違和感を感じざるを得ないのです。

売られているものは高い古本とお土産

そして土地勘のない観光客相手に売られているものはどこかから二束三文で買ってきた出自の知れない本やそこらのお土産屋さんでも買えるありふれたお土産ばかり。それなのに日本のガイドブックには「セーヌ川沿いの古本屋ブキニストは超オススメ!ここで本が買えたらあなたも本当のパリジェンヌ♪」みたいなデタラメが書かれているのです。

これはいかんと思い、そんなところでよく分からない古本を高値で摑まされるんだったらだったら、そこから歩いてすぐの距離にある本当の古本屋に行けば、いい本に出会えるのになと思ったので、まずはブキニストを見た後、観光客には知られていないパリの地元民が通う古本屋を紹介します。

実際にブキニストを見てみる

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ブキニストが多く出店しているのはセーヌ川沿いでも特にノートルダム大聖堂からポンヌフ橋にかけての両岸です。お店がずらっと川沿いに並んでいて、その脇を通る観光客にお店の人が声をかけている感じですね。

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上の写真のように、お店の雰囲気を撮るのなら確かにフォトジェニックな写真が撮れるので良いのですが、ここで売られている古本は高いので手を出さない方が良いです。

インテリアとして古本を飾りたい人も日本人の中にはいると思います。実際僕の母親もそうだったのですが、そういう人はこの後紹介する近くの古本屋ブリニエに行きましょう。

相場の倍以上の値段

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ブキニストの商売は完全に殿様商売です。それもそのはず。ここは毎年8000万人が訪れる世界的な観光都市パリのど真ん中なわけですから、年中観光客が後を絶ちません。すると彼らは努力しなくてもただそこに出店するだけで稼げるようになってしまったわけです。しかもだんだん味をしめてきて地元の相場感のない観光客相手に通常より高く売るようになったのです。

中国人のおばちゃんの売り子なんてスマートフォンでキャンディクラッシュやりながら売ってますからね。これでは風情も何もありません。

セーヌ川沿いの古本屋で綺麗な装丁の古本を買ったの♪」と日本に帰って土産話をしたい人はここで買っても僕は何も言いませんが、観光客向け相手の商売をするやる気のない人に無駄に高い額お金を払いたくない人は本物の古本屋に向かいましょう。

パリの古本屋ブリニエ

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こちらが”真の”古本屋ブリニエです。セーヌ川から歩いて5分ほどの場所にあって赤い屋根が特徴です。

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パリ市内でも古本屋と言ったらブリニエはかなり有名です。事実、店の前に置かれているセール品コーナーには本物のパリジャン、パリジェンヌたちがやって来てお宝本を探しています。川沿いのブキニストが観光客向けなのに対してブリニエは地元民向けの古本屋さんです。

古本1冊0.2ユーロの衝撃

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古本屋ブリニエの最大の売りは古本の安さです。上の写真を見てもわかるように1冊が0.2ユーロの値段から販売されています。ブックオフも驚きの値段ですね。

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店内は狭いのですが地下から2階までフロアがあって、全てのジャンルの本が売られています。僕の母親がここを訪れた時に買っていたのが、装丁が綺麗な古本で、インテリアとして使いたいとのことだったので、おしゃれなカバーの本を探し回っていました。

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学習参考書コーナーでは高校卒業試験の問題集や対策本が山のように売られています。僕のようなフランス語を勉強している人にはちょうど良い勉強材料になるのでありがたいです。実際、僕の通っているパリ政治学院もここからそれほど遠くない場所にあるので、放課後に良さそうな参考書がないか探しに来ています。

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ブリニエの営業時間

そんな古本屋ブリニエの営業時間は月曜日から土曜日が10時〜22時30分、日曜日が13時〜20時までとなっています。日曜閉店のお店が多いパリの中で古本屋ブリニエは営業しているのでありがたいですね。

ブリニエの場所

ブリニエがあるのはセーヌ川左岸で最寄り駅はオデオン駅かサン=ミッシェル・ノートルダム駅で、どちらからでも歩いて5分かからない距離にあります。

ここの本屋さんは観光ガイドに全然載っていないパリの穴場名所なのでパリを訪れた時はぜひ足を運んでみてください。

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