フランスのレストラン・カフェの入り方、頼み方、支払い方法&マナーをパリ在住者が紹介

2017年01月23日      2017年01月24日
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パリのレストランとカフェは入店方法やマナーが日本と違うので旅行の際に心配な人もいるのではないでしょうか。

このページではパリに住んでいる僕が在住者の視点からパリ市内にあるレストランやカフェの入り方やマナーについてそれぞれ解説していきます。このページに書かれている内容を押さえておけば実際に現地を訪れた時に困ることなくレストランやカフェに入れるので旅行前に目を通しておくのをおすすめします。

パリのレストラン編

パリのレストランと一口に言っても種類は様々。ここでは観光客が行くことの多いレストランや庶民向けのレストランについて話していくので、高級レストランでのマナーとは異なるのであらかじめご注意ください。

ここで紹介するレストランがどんなタイプのレストランかというとイメージとしては次のようなお店について話していきます。

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ちなみにこの写真のお店はパリ在住者の間でコスパの高いレストランとして有名なシェ・グラディーヌの店内です。パリに4店舗展開しているチェーン店で僕はすべての店舗に足を運んだことがあるのですが、どの店舗に行ってもいつもお客さんで溢れています。

パリのレストラン相場・予算

地元民向けのレストランか観光客向けのレストランかによって価格帯は異なりますが、一般的なレストランのランチとディナーの相場はおおよそ次の金額で考えてください。

  • 地元民向けランチ:一人7〜20ユーロ
  • 地元民向けディナー:一人10〜25ユーロ
  • 観光客向けランチ:一人12〜40ユーロ
  • 観光客向けディナー:一人15〜40ユーロ

地元民向けのレストランはお昼のメニューが10ユーロ前後、夜ご飯は料理と飲み物を注文して、場合によってはデザートを頼むと最大で25ユーロほどの予算が一般的です。

日本だと外食チェーン店が多いのでレストランの食事もそこまで高くないイメージがありますが、パリにはチェーン店が少なく個人営業のお店が多い、そして人件費が高いため外食の値段は日本よりも高めです。

実際パリ13区に暮らしている自分も値段が高いので外食をするのは友人と一緒に外で遊ぶときぐらいです。反対にスーパーの食材は日本と同じくらいの物価なのでもっぱら自炊になります。

服装は注意すべき?

高級レストランでない限りパリだからといって正装で入店する必要はありません。日本のメディアの影響でパリのレストラン=シックみたいなイメージが付いていますが、普通のレストランは全く服装は気にしていません。

むしろ下手に正装で入ると「なんだこの人は」と周囲から冷たい視線を受けるので場にあった服装を心がけましょう。もちろん高級レストランではフォーマルな服装を求めているレストランがあるのは事実です。(ただ普通の観光客はそんなレストランには行きません)

お店の入り方と注文の仕方

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お店の入り方はいたってシンプル。入り口に扉がある店舗だったら中に入ると店員さんがやってきて人数を聞かれるのでフランス語か英語で人数を伝えましょう。外国語に自信がない人はジェスチャーも合わせると伝わりやすいです。

  • Vous êtes combien ?「何名様ですか」[ヴゼット・コンビアン]
  • On est 数字.「〜人です」[オンネ・〜]

席に案内されるとメニューを渡されます。日本のレストランには呼び出しボタンがあったり、場所によっては店員さんに声をかけて注文をお願いすることが多いですが、フランスでは基本的にお客さんの方から店員さんを呼ぶことはありません

席に着いてから5〜10分後くらいを目安に店員さんが「ご注文はお決まりでしょうか」とテーブルにやってくるのでそのタイミングで注文をすることになります。

  • Vous avez décidé ? Je vous écoute.「ご注文はお決まりでしょうか。お伺いします」[ヴザヴェ・デスィデ ジュヴゼクットゥ]

この時にまだ決まってませんと伝えるなら次のフレーズ、注文するなら次のフレーズで返答しましょう。

  • Non. On n’a pas encore décidé.「いいえ。まだ決まっていません」[ノン オンナパゾンコー デスィデ]
  • Oui. Je veux prendre〜/Je voudrais prendre〜「はい。〜をお願いします」[ウィ ジュヴプロンドル〜/ジュ ヴドレ プロンドル〜]

英語は使えるか

英語を使うと冷たくされるなんていう都市伝説が流れていますが、そういったお店にはこれまで出会ったことがありません。少なくとも今の若い世代は英語を流暢に話せる人が多いですし、気にすることはないです。

観光客向けレストランのほとんどは英語話者向けのメニューを用意している上、いくつかのレストランでは日本語のメニューも用意しているので観光地のレストランに入る時には店員さんに聞いてみるのをおすすめします。

会計の仕方は?

レストランの会計には、店員さんから話しかけてくるパターンとこちらから店員さんに声をかけるパターンの2種類あります。

  • 店員さんから話しかけてくる場合
  • こちらから声をかける場合

店員さんから話しかけてくる場合

食事が終わったタイミングで食器を片付けながら、Ça vous a plu(e)(s) ?「美味しかったですか」と聞かれるのでOui.「はい」やParfait.「素晴らしかったです」と答えたあとに続けてL’addition s’il vous plaît.「お会計お願いします」と伝えます。

すると会計が書かれた紙をテーブルに持ってきてくれるので、現金またはカードで支払います。現金払いはen espèces、カード払いはpar carteとそれぞれ言うので覚えておきましょう。

こちらから声をかける場合

店員さんが近くを通ったタイミングでアイコンタクトをしながらL’addition s’il vous plaît.「お会計お願いします」と伝えます。Vous voulez un café ou un dessert ?「コーヒーやデザートは入りますか」と人によっては聞いてくるので、そのまま会計に進みたい場合はNon merci.「結構です」と伝えます。

チップは必要か

フランスのレストランではチップは任意となっているため、必須ではありません。観光客向けのレストランであればチップを要求される場面に出会うかもしれませんが、これまで僕が訪れたレストランでは、カウンターのところにチップ入れの箱が置いてあるお店ぐらいで、実際にチップを支払うような場面に遭遇したことはありません。

ちなみに同じヨーロッパでもオーストリアではチップ文化が残っていました。

オーストリアの首都ウィーン旅行で使えるクレジットカードは?レストラン・カフェのチップもカード払いできます。

パリのカフェ編

レストランよりも気軽に入れるカフェですが、入店の仕方や注文方法、支払い方法は日本と違うので重要な点だけでも旅行前に押さえておきましょう。

カフェの予算・相場

パリ市内にあるカフェは日本よりも若干高めです。予算としてはコーヒーやラテのような飲み物はカップ1杯で2〜5ユーロ前後、サンドイッチなどの軽食は7〜12ユーロぐらいが目安となるでしょう。

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ちなみに多くのカフェでは5-8ユーロほどでCafé Gourmand「カフェ・グルモン」というコーヒー(もしくは紅茶)とお菓子がセットになっているプレートがあるので、小腹が空いた時にはおすすめです。

入店の仕方と注文の仕方

店内席に座る場合は入り口の店員さんに声をかけると席に案内されます。お店入り口外のテラス席に座りたい場合は声をかけずにそのまま席に座っても大丈夫ですが、入り口に店員さんがいる場合は一言声をかけてから座るのをおすすめします。

席に座ってしばらくすると店員さんが注文を取りに来ます。レストラン同様フランスではお客さん側から店員さんを呼ぶことはほとんどないため、店員さんがくるのを待ちましょう。

注文の時に使うフレーズはレストランと同じで、メニューの商品を指差しながら、

  • Je veux prendre〜/Je voudrais prendre〜「はい。〜をお願いします」[ウィ ジュヴプロンドル〜/ジュ ヴドレ プロンドル〜]

と伝えると注文することができます。

会計の仕方は?

レストランではテーブルでの会計が一般的ですが、カフェではカウンターにあるレジまで行って会計することができます。この時に使うフレーズはレストランと同じ、L’addition s’il vous plaît.「お会計お願いします」です。

支払いは現金でもカードでも可能ですが小銭のやりとりを嫌う店員もいる¹ので、カードでの支払いが無難です。

※¹:日本ではありえないですが接客サービス意識の低いフランスでは、細かい小銭を計算して渡すのが面倒で現金払いと伝えると不機嫌になる店員さんもいます。

カフェ・レストランでの水の頼み方

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日本と違ってヨーロッパでは基本的にレストランでもカフェでも着席時に水を出してくれません。特に僕の経験上、パリのレストランはその傾向が強いのでここからはフランスのレストランやカフェで水を頼む時のフレーズを紹介します。

どちらもフレーズは似ているのですが片方は無料、もう片方は有料になってしまうので2つの違いを知っておく必要があります。

飲食店での水の呼び方

フランス語で水はeau[オ]と言います。普通はこの名詞だけでは使わず英語でsome waterと言うようにde l’eau[ドゥロ]というように部分冠詞との組み合わせで使われるのですが、レストランやカフェで、

  • De l’eau, s’il vous plaît.「水をお願いします」[ドゥロ、スィルヴプレ]

と言っても通じはしますが、ウェイターによっては有料のミネラルウォーターを持ってくる場合もあります。

なので水を注文するときは次の2つのフレーズをウェイターさんに伝える必要があります。

  • une bouteille d’eau「ボトル1杯の水」
  • une carafe d’eau「カラフ1杯の水」

どちらも同じようなフレーズに見えますが、une bouteille d’eauは有料のミネラルウォーターで、une carafe d’eauは無料の水道水です。

なので無料の水を頼む時は、

  • Une carafe d’eau, s’il vous plaît.「カラフ1杯分の水をお願いします」[ユヌ・カラフド、スィルヴプレ]

と伝えると水道水が入った無料のカラフを持ってきてくれます。

フランスのカフェ・レストランでのマナーまとめ

以上がフランスのカフェやレストランでのマナーや入店方法、頼み方、会計方法の解説でした。最後に重要なポイントをまとめて箇条書きにしておくので、この点を押さえておきましょう。ホテルの選び方両替のタイミングなど、パリ旅行やフランス旅行に関する情報をこのサイト坂男(さかおとこ)では他にも発信しているので、時間がある人は目を通してみてください。

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