このページでは海外滞在中に財布等のスリ被害に遭った後のカード会社への利用停止および再発行手続きの連絡方法について次の順に書いていきます。
- キャッシュカード停止&再発行の連絡
- クレジットカード停止&再発行の連絡
実際の被害の状況や、現地の警察署への被害届の出し方に関してはそれぞれ下記の記事でまとめているので、見てみてください。
このページの内容
まずはカード停止の電話
カードのスリ被害に遭った、もしくは気づいたタイミングで最初にするのは警察署に向かうことではなく、カード会社への連絡です。この順番を誤ると警察署へ向かう間、もしくは事情聴取の間にカードが不正利用される可能性もあるので、まずは一刻も早くカードを不正利用されない状態にしなくてはなりません。
僕の場合は盗まれた財布の中に入っていた2種類のカード会社に連絡することから始めました。
- 新生銀行のキャッシュカード
- みずほ銀行のキャッシュ+クレジット一体型カード
観光で訪れている人の場合は、ホテルのフロントで電話を借りる、自分のように海外に滞在している場合は現地で契約した携帯電話からカード会社に電話で連絡を取ります。
海外から日本への電話の掛け方
僕の場合は新生銀行とみずほ銀行2枚のカードが盗難被害に遭ったので二度、日本に電話をする必要がありました。
海外から日本に電話をかけるのは初めてだったのですが、次のようにかけます。地域によって番号が変わるので注意してください。
- 国際電話番号+日本の国番号(81)+相手の電話番号(0から始まる場合は0を抜く)
国際電話番号は電話をかける国によって変わるので詳しくは次のサイトで確認してください。僕が住んでいるフランスの国際電話番号は00でした。
この国際電話番号に続いて、日本の国番号を入力し、最後に相手先の電話番号を入力します。
相手先の電話番号はネットで検索すると見つかりますが、0120から始まるフリーダイヤルは日本国内からの電話でしか通じないので、海外からかける場合は別に「海外からの電話窓口番号」を見つける必要があります。
僕の場合、新生銀行とみずほ銀行の海外からの連絡窓口の電話番号は以下のとおりだったので、
- 新生銀行海外窓口:03 5954 7763
- みずほ銀行海外窓口:03 5500 3737
フランスからかける場合は、国際電話番号00と日本の国番号を前につけて次の電話番号に連絡しました。
- 新生銀行海外窓口:00 81 3 5954 7763
- みずほ銀行海外窓口:00 81 3 5500 3737
海外からの通話料金はこちら負担になりますが、ここはしょうがないです。割り切りましょう。
そして、ここからは新生銀行のキャッシュカードとみずほ銀行のキャッシュ・クレジット一体型カードの電話でのカード利用停止手続きの仕方を説明していきます。
スリにあった後の対応キャッシュカード編
滞在先のATMで現地通貨を4%の手数料で引き出すことのできる新生銀行のキャッシュカードを盗まれてしまったので、まずは新生銀行の海外窓口の電話番号に連絡をしました。
- 新生銀行海外窓口:03 5954 7763
上で紹介したように、この電話番号の前に、国際電話番号と日本の国番号を忘れずに入力しましょう。
- 国際電話番号+日本の国番号(81)+相手の電話番号(0から始まる場合は0を抜く)
すると新生銀行の窓口につながるので、次のような内容を担当者さんに伝えましょう。
「新生銀行のキャッシュカードを利用している者です。2017年1月1日の深夜にフランスのパリでカードの盗難被害に遭ったので、カードの利用停止と再発行をお願いしたく連絡しました。」
と伝えるとキャッシュカードの利用停止&再発行手続きに入ってくれます。この時に電話口で必要になる情報が以下の3つです。
- 口座番号
- 名義
- 登録時の住所
最終出金日の確認
以上の情報を伝えると、担当者さんが当該口座を特定してくれて盗難後に不正出金されていないか最終出金日とその残高を教えてくれます。この時点で僕の場合は不正利用されていなかったので、今後不正利用されないように利用停止手続きと再発行の申請に移ります。
この点から考えてもやはり盗難後はまず始めにカード利用停止の連絡をするのが吉です。
カード再発行手続き
カード再発行手続きはそのまま電話口で行うことができます。担当者さんから再発行したカードの届け先が現在の住所と変わっていないか聞かれるので、「変わっていません」と伝えると、口座開設時に登録した住所宛に後日新たなカードを届けてくれるようです。
僕の場合、カードの再発行を伝えたのが1月1日だったので、新たなカードが自宅に送られるのは約10日後の1月10日ごろとなるそうです。
海外の住所に送ってもらうことはできるのか
原則、海外の住所に再発行したカードを送ることはできないそうです。なので旅行で海外を訪れていて、盗難被害に遭った後、日本に帰国するならよいのですが、僕のような海外在住者だと受け取りに困ります。
この場合の対処法を調べたところ、自宅にいる家族に受け取ってもらい、1)国際郵便で送付か2)こちらに来る知人に直接持ってきてもらう2つの方法があるようなのですが、1つ目の方法は紛失の危険性もあるのでおすすめできないようです。
僕の場合、2)知人に持ってきてもらう方法を取ろうと考えています。
次に、キャッシュ機能とクレジット機能が合わさったみずほ銀行カードの利用停止&再発行手続きの方法について話します。
スリにあった後の対応クレジットカード編
当時はフランスに持って行っている3枚のクレジットカードのうち、みずほ銀行の銀行口座一体型のみずほカード(キャッシュカードとクレジットカードの機能が一体になっているカード)を持ち歩いていたので、不正利用される前にこのカードの利用停止手続きを行う必要がありました。
手順としては単なるキャッシュカードである新生銀行カードよりももう1つステップが増えます。
- インターネットで海外から連絡が可能な窓口の電話番号を探す
- 被害に遭った旨を担当者に電話で伝え、キャッシュ機能の利用停止手続き
- クレジット機能の利用停止&再発行の手続き
インターネットで海外から連絡が可能な窓口の電話番号を探す
- みずほ銀行海外窓口:03 5500 3737
みずほ銀行の海外窓口の電話番号は上のとおりなので、この電話番号の前に国際電話番号と日本の国番号を足した番号に電話します。
- 国際電話番号+日本の国番号(81)+相手の電話番号(0から始まる場合は0を抜く)
国際電話番号を調べる場合はこちらのサイトから。
僕の場合はフランスからだったので、国際電話番号と日本の国番号を先頭につけると次の電話番号にかけることになります。
- みずほ銀行海外窓口:00 81 3 5500 3737
被害に遭った旨を担当者に電話で伝え、キャッシュ機能の利用停止手続き
ステップ2です。電話をかけると担当者につながるので、
「みずほカードを利用している者です。2017年1月1日の深夜にフランスのパリでカードの盗難被害に遭ったので、カードの利用停止と再発行をお願いしたく連絡しました。」
と伝えるとまずはキャッシュ機能の利用停止手続きに入ってくれます。この時に必要になる情報が以下の5つです。
- 口座番号
- 名義
- 生年月日
- 郵便番号
- 登録した時の住所
口座番号は必ず必要になる情報なので事前にメモしておく必要があります。以上の情報を担当者に伝えると、盗難以降不正な引き出しがされていないかの確認を担当者さんがしてくれます。
僕の場合は被害に遭ってから1時間ほどでカード会社に連絡できたので、不正利用されていませんでした。こうして口座の無事が確認されたので、キャッシュ機能を停止してもらい、次はクレジット機能の停止をするため、担当者さんにセゾンに電話をつないでもらいます。
クレジット機能の利用停止&再発行の手続き
一枚のカードにキャッシュ機能とクレジット機能の両方を付けていたので、今度はクレジットの利用停止手続きをする必要があります。ただ、ここで新たにもう一度クレジットカード会社に電話連絡をする必要はなく、キャッシュカードの手続きを終えると担当者さんがクレジットカード会社に電話をつないでくれるので、僕のすることは電話を切らずに待つだけでした。
しばらくするとクレジットカード会社の担当者さんに電話が繋がり、今度はクレジットカード機能の停止の手続きに移りました。
この時に必要となった情報が以下の2点。
- 登録した際の住所
- 登録した際の電話番号
どちらもカード発行時に登録した住所と電話番号です。この情報を伝えると盗難被害以降、不正にクレジットカード機能が利用されていないか担当者さんが調べてくれて、僕の場合はキャッシュ機能同様に利用されていなかったので、カードの停止と再発行希望を伝え、電話を切ったタイミングでカードの利用が停止されました。
こうして電話を終えると、登録していた住所にカード再発行の手続き書類が数日後に郵送されます。この書類が届いたら記入を済ませて返送すると、2〜3週間後に登録先の住所にカードが届くようです。
海外に在住している場合
ただ、残念ながら僕のようにフランスに住んでいる場合、新生銀行のカード同様、こちらに再発行したカードを郵送することはできないようです。
さらに再発行申請書を日本にいる家族に書いてもらいカードを受け取ることも、本人限定受け取り便でカードが届くことから難しいようで、するとこのカードを受け取るために一旦日本に帰国する羽目になってしまうので、困ったものです。
警察への被害届けの出し方
カードの不正利用を防ぐため、カード会社に連絡をしたらこれで一安心です。次は現地の警察署へと被害届けを出しに行くことになりますが、この被害届けは必ずしも事件発生の当日でなくても大丈夫なので、僕の場合は翌日に向かいました。詳しい手順は次のページで書いているので参考にしてください。
